二世帯住宅【今さら聞けない住宅の基礎】理学療法士がわかりやすく解説

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住宅設備

これから、二世帯住宅を建てよう!と計画しても、<坪単価><サイディング>専門用語がたくさんでてきます。
ハウスメーカーの営業マンも、専門用語をバンバン使って説明します。

父

よくわからないなぁ

この記事では、住宅の用語を解説し、住宅建築の基礎と構造の解説をしています。
是非、最後まで読んでください。

新築住宅の構造は決まっていますか?
「木造」「鉄骨造」「鉄筋コンクリート造」の特徴をご紹介します。

このブログでわかること
  • 住宅の基礎知識(ツボってなに?)
  • 住宅の構造(木造以外って?)
  • 構造別の特徴(鉄骨って強い?)
  • 屋根の種類(かわら以外しってる?)
  • 壁の種類(オシャレに見せたい)

このブログを書いた人

さと
さと
  • 理学療法士 回復期病院 訪問リハビリ14年 宅地建物取引士 建築・不動産営業10年
  • 福祉住環境コーディネーター 住宅の環境調整のプロ
  • 訪問リハビリでは数多くの介護環境を改善。私も二世帯住宅計画中

注文住宅の建築は、専門用語ばっかりでてきます

奥さん
奥さん

住宅の話しは、難しい専門用語が多くてよく分からない

さと
さと

家を建てるときの話しは、専門用語ばっかりですね。
土地の大きさが【坪(つぼ)】って、最初からつまづきそうです。

【坪(つぼ)】面積の単位
1坪=3.30578㎡=1.82m×1.82m=たたみ2枚

畳1枚の大きさ

6畳の部屋は、畳が6枚の部屋です。

6畳の部屋は「つぼ」にすると「3つぼ」です。
ハウスメーカーの建築坪単価(つぼたんか)○○万円
6畳の部屋を作ると○○×3=○○○万円になります。

住宅の構造【木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造】

奥さん
奥さん

構造を選んでも、住めば同じでしょ
鉄筋コンクリート造ってデザイナーズ住宅って感じてかっこいい

こだわりの構造で「二世帯住宅」を建てる方って素敵ですね。
構造を学習することで、あなたにピッタリの間取りで建築することができます。
さらに、予算の削減ができるかもしれません。

住宅を建てるときには、構造に使われるによって〇〇造という呼び方があります。
一般的に、一戸建ての場合は3種類の構造があります。

一戸建ての構造
  • 木造
  • 鉄骨造
  • 鉄筋コンクリート造(RC造)

マンションや施設を建築するときには、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)もあります。
鉄骨+鉄筋コンクリート造で建てることです。

令和3年の新築建築件数(住宅以外も含む)

木造50.2万棟
鉄骨造12.4万棟
鉄筋コンクリート造22.4万棟
令和3年建築着工統計調査報告(令和3年1月~12月)

木造「木造軸組工法」「2×4工法」

木造住宅は、伝統的に最も使われている構造です。
木材は自然素材であるため、湿度や温度に応じて調湿効果があります。
木材は、軽量で耐震性に優れています。
木造一戸建て住宅は、主に「木造軸組工法」と「木造枠組壁工法(2×4工法(ツーバイフォー工法))」の2種類で建てられます。

集成材(しゅうせいざい)
断面寸法の小さい木材を接着剤で再構成して作られる木質材料である。
住宅建築用の集成材は、検査基準により品質管理され、強度や耐水性について厳格な規格がある。

集成材

木造軸組工法

日本の伝統的な工法で、(はしら)や(はり)などの木材を組み合わせて骨組みを作り、その間に壁や床を埋め込む方法です。この工法は、自由度が高く、間取りやデザインに柔軟に対応できます。
一般的な「木造一戸建て」の工法です。
木材の温かみや風合いを感じられるというメリットがあります。
シロアリ対策や木材の腐食に注意が必要です。

さと
さと

最近は、木造軸組工法に金物を組み合わせて建築する工法が多くなりました。
「木造金物工法」「木造ピン工法」とよばれ、柱と梁の接合を金属金物で行います。

木造枠組壁工法(ツーバイフォー工法)

欧米で発達した工法で、2×4インチ(約5×10センチ)の角材を一定間隔で並べて枠を作り、その内側と外側に合板や石膏ボードなどの板材を貼って壁を作る方法です。
断熱性や耐震性が高いというメリットがあります。
また、空気層や配管スペースが確保できるため、快適な室内環境を作りやすいです。自由度が低く、間取りやデザインに制限があるというデメリットを聞きます。

さと
さと

営業担当した住宅は、希望通りの間取りを建築することができましたよ。

在来工法は、『柱』で構造を作るのに対して、2×4工法は『壁』で構造を作ります。
2×4工法は、部屋のコーナーに窓を作るときは強度に注意が必要です。

鉄骨造

鉄製の柱や梁を組み合わせて構造体を作る構造です。鉄は木よりも強度が高いため、柱や壁が少ない大空間や大きな窓を付けることができます。
鉄骨造とは、建物の主要構造体部分に鉄骨を使用して建築されている住宅です。

さと
さと

軽量鉄骨って聞いた事ありますか?
軽量鉄骨は6mm未満の鉄骨、重量鉄骨は厚さ6mm以上の鉄骨です。

一戸建て住宅で主に採用されるのは、ほとんどが軽量鉄骨造です。
重量鉄骨造はマンションやビルなどの大型建築物で採用されることが多いです。

軽量鉄骨造

軽量鉄骨造の住宅の特徴は、柱や梁が細くて強いため、広い空間や大きな窓を作りやすく間取りに自由度が高いと言われています。
また、耐震性が高く、柔軟性と強度を兼ね備えた構造で、地震の揺れに対しても耐えやすいと言われています。軽量鉄骨メーカーが阪神淡路大震災で倒壊した住宅がなかったとアピールしています。

さと
さと

鉄骨住宅の多くは軽量鉄骨です。
木に比べると、鉄は強度が一定で耐震性が計算できますね

重量鉄骨造

さと
さと

低層マンションやテナントビルの建築で使用されます
一階テナント、二・三階ワンルーム建築で重量鉄骨造で建築したことがあります。一階のテナントには、美容院と理容室が入居しました。

鉄筋コンクリート造(RC造)

鉄筋コンクリート造(RC造)とは、柱や壁を鉄筋コンクリートで建築します。
鉄筋を組み、枠型を作って、コンクリートを流し込んだ構造です。
鉄筋は引っ張り力に強く、コンクリートは圧縮力に強いため、両者の組み合わせで高い強度を持ちます。
建物が重いため、建物の下にガレージを作る場合や、高台の場所に建築する時には地盤の強度に注意が必要です。

構造比較表

コストメリットデメリット
木造在来軸組間取り自由度が高い
一般的な木造住宅
シロアリ対策
ツーバイフォー耐震性が高い建築業者が少ない
鉄骨造軽量鉄骨耐震性が高い
間取り自由度が高い
遮音性に注意
重量鉄骨高い店舗や施設向き住宅に使わない
RC造高い耐震性が高い重量が重い
※RC造は鉄筋コンクリート造

建築コスト

木 造平米(1㎡)あたりあたり約18万円、1坪あたり約60万円が目安
軽量鉄骨造平米(1㎡)あたり約25万円、1坪あたり約85万円が目安
RC造平米(1㎡)あたり約30万円から40万円、1坪あたり約100万円が目安
1坪は、たたみ2枚の大きさ
さとる
さと

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屋根

一戸建て住宅でよく使われる屋根材には、瓦やスレートがあります。
モダンスタイルの住宅はメタル屋根材を使うこともあります。
それぞれにメリットやデメリットがありますので、ご予算やご希望のデザインに合わせてお選びください。

瓦(かわら)伝統的な屋根材で、日本では特に多く使用されています。陶器製、セメント製、金属製などがあります。
スレート天然石を加工して作られた薄板状の屋根材で、防水性が高く、耐久性に優れています。
メタル屋根材鋼板、アルミニウム、銅などの金属を使用した屋根材で、軽量で施工が容易、耐久性や防水性に優れています。

瓦(かわら)

瓦(かわら)は、一般的に一戸建て住宅の屋根材としてよく使用されています。
瓦は、石、粘土、セラミックス、コンクリートなどの材料から作られています。
一般的に、日本では陶器製の瓦が一般的で、欧米ではコンクリート製の瓦が一般的です。
以下では、陶器製の瓦について解説します。

さと
さと

「和かわら」「洋かわら」「平かわら」の3種類の「かわら」の注文をいただいたことがあります。

瓦(かわら)のメリット

  • 耐久性が高い: 陶器製の瓦は、強度が高く、長期間使用することができます。
  • 外観: 和風に和瓦・洋風に洋瓦があります。立体的な見た目とカラーによって住宅の印象が変わります。屋根のデザインにおいても重要な要素となっています。
  • 断熱性が高い: 瓦の屋根は、夏場の日差しを遮り、冬場の寒さを防ぎ、室内の温度を安定させる効果があります。
  • 維持管理がしやすい: 瓦の屋根は、維持管理がしやすく、メンテナンスコストが低いです。
父

「和かわら」を使うと家に重厚感がでるね

奥さん
奥さん

ヨーロッパの住宅みたいに「洋かわら」がお気に入りです

瓦(かわら)のデメリット

  • 重量がある: 瓦は重量があるため、屋根の構造を強固にする必要があります。
  • 施工費用が高い: 施工に手間と時間がかかるため、他の屋根材に比べて施工費用が高くなる場合があります。
  • 災害時の落下:地震のときに落下する恐れがあります。ハウスメーカーではしっかりとした施工で対策しています。


瓦は、美しく長持ちする屋根材として、住宅の建築には欠かせないものです。
夏の暑さや冬の寒さを防いでくれる断熱性も高いため、エネルギー効率も高くなります。
ただし、瓦は重量があるため、屋根の構造には注意が必要であり、施工費用や搬入にも注意が必要です。

スレート

スレートは、天然石や合成繊維などから作られた屋根材で、一戸建て住宅の屋根材としてよく使用されています。
「カラーベスト」や「コロニアル」と呼ばれることがあります。

さと
さと

現在の私の家はスレートを使用しています
黒・緑・赤などカラーバリエーションが多様です

スレートのメリット

  • 経済性:手ごろな価格のため、多くの住宅で採用されています。
  • 軽量で施工しやすい: スレートは、軽量で施工がしやすい。
  • 地震対策:軽い屋根が作れるので、地震のときに危険を減らします。

スレートのデメリット

  • 防音性が低い: 雨音や風音が聞こえやすく、防音性が低い。
  • 耐久性:10年から15年で補修が必要になるため、修理費用が高くなる場合があります。

スレートは、耐久性が高く、軽量で施工しやすい屋根材として、一戸建て住宅に適しています。
断熱材の使用により、夏の暑さや冬の寒さを防いでくれる断熱性も高めることができます。

メタル屋根(ガルバリウム鋼板)

ガルバリウム鋼板は、鉄鋼に亜鉛をめっきすることで、耐食性や耐久性を高めた屋根材で、一戸建て住宅の屋根材としてよく使用されています。

奥さん
奥さん

最近、特によく見るようになったわ
無機質なデザインを組み合わせてオシャレな家にしたいわ

ガルバリウム鋼板のメリット

  • 耐久性が高い: 耐食性や耐候性が高く、長期間使用することができます。
  • 経済性:低コスト高耐久で、最近は使用する家が増えてきています。
  • 維持が容易:表面に付着する汚れやコケが比較的取り除きやすい。
  • 防火性が高い: 耐火性に優れており、火災のリスクを低減する効果があります。

ガルバリウム鋼板のデメリット

  • 雨音や風音が大きい:雨音や風音が大きく、防音性が低いため、対策が必要です。
  • 熱伝導率が高く、断熱性が低いため、断熱性対策が必要です。

ガルバリウム鋼板は、耐久性や耐火性に優れ、施工が容易でコストを抑えることができるため、使用する一戸建て住宅が増加中です。断熱性能は重要で、各ハウスメーカーも対策を進めています。

外壁

一戸建て住宅でよく使われる外壁材には、サイディングやモルタル、タイルなどがあります。それぞれにメリットやデメリットがありますので、ご予算やご希望のデザインに合わせてお選びください。

外壁によって、家全体の印象が変わってしまうこともあるほど、住宅にとって外壁は重要です。また常に風雨に晒されるため、耐久性やメンテナンス性も気になるところです。

サイディング

サイディングは、外壁材の一種で、木材やアルミなどの素材を模したものや、石やレンガなどの質感を持ったものなど、様々な種類があります。
模様・カラー・質感のバリエーションが豊富で様々なデザインに対応できます。
一戸建て住宅では、大変使われているため、コスト重視の商品から高品質の商品まであります。
予算に合わせて選ぶようにしてください。

さと
さと

サイディングはたくさんの種類があります。
デザインも豊富ですよ。

モルタル壁

モルタル壁は、職人さんが外壁を塗って作ります。
「色」「模様」を注文します。
外壁サンプルがありますので、並べてお好きな外壁を注文してください。
現在は、品質も向上し、高耐久の外壁もあります。
さらに、塗装パターンがいくつも用意されています。

さと
さと

色と塗装パターンが選べます。
外壁に“つなぎ目”がなくオシャレな住宅ができます。
外壁の一部を塗り壁にして、他の外壁と組み合わせも素敵です。

タイル

タイルの特徴は、 耐久性が高く、長期間使用できます。色や形状が豊富で、デザイン性に優れ高級感があります。
価格面は、サイディングと比べると高額なものが多いです。
住宅の1階部分はタイル2階部分はサイディングや塗り壁にする方もいます。
耐久性が高いので、長期間で考えると、実はコスパ悪くないです。

さと
さと

好きな外壁で、私の住宅には取り入れたいと思っています。
初期投資が大きくなりますが、メンテナンスが少ない事がメリットです。

さと
さと

二世帯住宅の計画を次のステップに進める方は、【持ち家計画】がオススメです。

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    3. 必須項目にお客様の基本情報をご入力

まとめ

この記事では、住宅の基礎的な用語や素材について解説しました。
住宅の構造は、木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造(RC造)があります。
それぞれの、メリット・デメリットを知って選びましょう。

木造木の質感がぬくもりを感じます。強度を計算できる木造もあり
鉄骨造ハウスメーカーが得意な工法。地震対策が魅力的
RC造センスを感じる住宅、高耐久・防音・断熱性能の高い住宅
さと
さと

住宅性能は、日々進化しています。
木造でも、鉄骨並みの強度を持つ住宅があります。
短期間で建築できるRC造住宅も開発されています。
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