住宅を建築をする人は、住宅展示場のモデルハウス見学は絶対行くべきです。
実物にモデルハウスを見て触れることで、理想の住まいに対する具体的なイメージが膨らみます。専門スタッフが常駐しており、無料で質問や疑問に対してアドバイスを提供してくれるため、安心して情報収集ができます。
毎週イベントも開催しているから楽しそう
住宅展示場でモデルハウスを見学するには、一般的に「アンケート」に答えて入場します。
アンケートに答えると、後日ハウスメーカーから営業の連絡が来ます。
しつこい営業は嫌だな。。。
私が勤めていた建築会社は、住宅展示場に出店していました。
住宅展示場の裏側を知っている筆者が、住宅展示場の見学のポイントと、NG行動、その後の営業の対応まで解説します。
このブログを書いた人
- 理学療法士 回復期病院 訪問リハビリ14年 宅地建物取引士 建築・不動産営業10年
- 福祉住環境コーディネーター 住宅の環境調整のプロ
- 訪問リハビリでは数多くの介護環境を改善。私も二世帯住宅計画中
住宅展示場の紹介
住宅展示場では、実際のスケールや間取り、内装などを自分の目で確認することができます。
建物の「広さ」「高さ」「部屋の配置」「間取り」などを実際に歩きながら体感することで、自分の生活スタイルや家族のニーズに合った住まいを具体的にイメージすることができます。
住宅展示場でモデルハウスを見学するメリット5選
住宅展示場は、住宅建築する人には100%見学してほしいです。
住宅展示場でモデルハウスを見学するメリットを紹介します。
①モデルハウスは見て触れる体感型施設
モデルハウスは、実際の住宅モデルや間取りを目で見て、手で触れることができます。
質感や凹凸、具体的なイメージやスケールを感じることができます。
実物を触ることが、最も判断しやすい材料となります。
自分や家族のライフスタイルに適した間取りや設備かどうかを判断する手助けとなります。
- モデルハウスの大きさと各部屋の大きさ
- 間取りのこだわり【家事が楽になる工夫はありますか?】
- 標準仕様とオプション仕様【この玄関ドアは標準仕様ですか?】
- 断熱性能【使っている断熱材はなんですか?】
- 基本モジュール【基本となる寸法は何センチですか?】
二世帯住宅を計画の人は、介護に適した間取り・高齢者が使いやすい設備など質問してみましょう。
断熱材:グラスウールやロックウールなど材質の違いと、断熱材の厚みの違いがあります。
基本モジュール:910㎝や1mなどがあります。廊下の幅やトイレの広さに影響があります。
②ハウスメーカーのデザインや値段の比較ができる
住宅展示場では、様々なデザインや仕様の住宅を一度に見比べることができます。
それぞれの住宅の特徴や利点を直接比較することで、自分に最適な住宅スタイルを見つけることができます。また、展示場内で提供されるカタログや資料も参考になります。
あなたにピッタリの住宅デザインがわかる
ハウスメーカーによってモデルハウスのコンセプトがあります。
「ホテルのようなデザイン」や、「ヨーロッパ風のエレガントなデザイン」など、家に入ることで本当に気に入ったデザインが見つかります。
特にデザイン・カラーコーディネートが、これから建築する家の参考になります。
代表的なデザイン
- 和風・和モダン
伝統的な「和」のデザインを取り入れた家
和風を中心に、一部モダンなデザインの家 - シンプル・シンプルモダン
あっさりとしたデザインの家
無機質な材質と現代的なデザインの家 - 洋風・洋モダン
フレンチやアメリカンなど欧風デザインの家
洋風のデザインにシャープさを加えた家
住宅展示場のモデルハウスの値段はいくら?
値段は「坪単価」で表現されますが、建物の大きさや階数で大きく変わります。
目安のために「このモデルハウスは坪単価いくらですか?」と聞いてください。
③専門家からのアドバイスを受けられる
モデルハウスには、住宅に関する専門知識を持ったスタッフや営業担当者が常駐しています。
モデルハウスの建築や設備についての知識があり、質問に答えたり、アドバイスを提供しています。
経験豊富なスタッフであれば、モデルハウスの事だけでなく、税金や相続、土地情報の話しもできます。
ハウスメーカーの営業マンと、初めて会う場所です。
営業マンと相性が悪かったら、マイホーム建築の計画がうまくいきません。
営業マンや設計士とチームを組んで、計画を進めていきたい人にオススメの記事を書きました。
④ハウスメーカーの弱点が見つかる情報収集
住宅展示場は、大手ハウスメーカーが建ち並んでいます。
営業マンは、自社の強みを理解しています。逆に他社にできないことも知っています。
『○○ハウジング』はどうですか?
『○○ハウジング』は、間取り打ち合わせ回数が決まっていますよ。
当社は、納得いくまで何度でも打ち合わせOKです。
気になるハウスメーカーは、口コミで情報収集してから住宅展示場に行きましょう。
口コミサイトに書いてある噂を、営業マンに聞くことで、疑問の解消になります。
さらに、他のハウスメーカーに他社の評判を聞くことも重要です。
お気に入りにハウスメーカーの弱点も聴いてください。
『強み』と『弱み』を理解して、建築するとトラブル防止になります。
ハウスメーカーの評判は様々です。
・「こんなはずじゃなかった」
・「聞いてなかった」
ハウスメーカーは、建築契約の締結後、条件変更や金額調整の交渉には応じません。
あなた理想の家は、あなたの生活にあわせた家にする。
こだわった間取り、料理が楽しくなるキッチン、親世帯も使いやすいトイレが凝縮した住宅を建築してください。他人と比べず、注文住宅の強みを活かした設計で、オリジナル住宅を手に入れましょう。
これから住宅建築を計画する方は【持ち家計画】がオススメです
-
- 希望のエリア、生年月日、土地の有無、建築予算、こだわりを入力
- ご希望のハウスメーカーや工務店を選ぶ
「相談・見学」と「カタログ請求」からお選びいただけます - 必須項目にお客様の基本情報をご入力
「カタログ請求」で気になるハウスメーカーだけ資料請求しましょう
⑤モデルハウスの魅力:理想の住まいが形になる
モデルハウスは、贅沢な空間や品質の高い素材で彩られており、一歩足を踏み入れるだけで、その上質さに心が躍ります。
美しいインテリアや優れた設備、快適な間取りなど、あこがれの住まいを具現化したような魅力が広がっています。
もちろん、すべてをそのまま再現することは難しいかもしれませんが、モデルハウスを見学することで、自身の住まいへの理想や要望をクリアにする手助けとなるでしょう。さまざまなデザインや仕上げの組み合わせを目にし、自分のスタイルや好みを発見することができます。
住宅の使い方を想像
モデルハウスを見学すると、部屋の使い方をイメージできます。
部屋ごとの役割や、家族の生活スタイルを想像し、自分にとって快適な住まいかどうかを考えてみてください。
部屋の天井を高くすると、家全体が広く感じるね
デザインに注目
モデルハウスでは、壁や床材、キッチンやバスルームなど、デザインが確認できます。
細かな要素に注目し、自分の好みや希望に合うかどうかをチェックしましょう。
オシャレで使いやすいキッチンにしたいね
カラーコーディネートの参考
モデルハウスでは、壁や床の色、家具やカーテンの配色など、実際のカラーコーディネーションを見ることができます。
異なる部屋の雰囲気や組み合わせを比較し、自分の好みやイメージを探しましょう。
大胆な壁紙や絵画の飾り方も参考になるね
照明効果や配置を確認する
モデルハウスでは、照明器具の配置や明るさ、照明効果なども確認できます。
異なる照明の使い方や効果を見比べ、あなたが好む明るさや雰囲気に近いデザインを見つけましょう。
間接照明は、部屋のイメージが変わるね
話題のchatGPTに二世帯住宅建築に関する質問をしました。
答えが気になる方はコチラ
ハウスメーカーの特徴をつかむポイント
モデルハウスを見に行くと、『広々としたリビング』『豪華な設備』『ホテルのような雰囲気』に圧倒されます。
冷静に、ハウスメーカーの特徴をつかむために、見分けるポイントを紹介します。
間取りと使い勝手
各部屋やスペースの配置や広さ、動線の流れを確認しましょう。
家具の配置や収納スペースの充実度、キッチンやバスルームの使い勝手などもチェックしましょう。
建築士が提案している間取りで、生活をイメージしながら体感してください。
品質と仕上がり
外壁や内装、床や天井の仕上げ具合、キッチンや浴室の使い勝手をチェックしましょう。
建物の耐久性やデザイン性、仕上げの質の高さに注目し、長期間快適に過ごせる住まいかどうかを判断しましょう。
フローリングの質感、キッチンの収納量、浴室のシャワーなど触ってください。
追加オプションやカスタマイズ
展示されている住宅の追加オプションを確認しましょう。
また自分の希望に対してカスタマイズできるのかを確認しましょう。
親の介護する想定なら、手すりや転倒防止のオプションを確認してください。
建築や構造の情報収集
モデルハウスの建築方法や構造の紹介があります。
木造・鉄骨造、気密性・防音性能の解説を聞いて、快適な住宅を建てるヒントにしてください。
数社の情報を聞くと違いが分かってきます。
介護に関する情報収集は、二世帯住宅を計画する上でとても役立ちます。
いろいろな事例を教えてもらって、今後の計画に活かしましょう。
理学療法士目線で、介護やバリアフリーの紹介した記事はコチラ
あなたの住宅をイメージしてアドバイスを聞く
モデルハウスの中で、部屋を見ながら、あなたの理想の家の計画を相談してください。
「キッチンは、対面型にしたい」「寝室の天井は高くしたい」など、あなたの疑問や質問をしてください。モデルハウスの一部を使って解説してくれるので、具体的に理解することができます。
数社の情報を聞くと理想が具体的になってきます。
注文住宅のイメージが明確になります。
モデルハウスを見学【やってはいけない事】
住宅展示場を見学する際には、適切なマナーを守ることが重要です。
ハウスメーカーにとって、モデルハウスは大切な商品です。
キズを付けないように、カバンなどの持ち物に注意してください。
モデルハウスの一室で、『お客様と設計士』が打ち合わせをすることがあります。
ダメ出しや、失礼な言動は謹んでください。
勝手に、モデルハウス内の写真や動画をとってはいけません。
スタッフに許可をもらってください。
SNSにあげるなら、そのことも確認しましょう。
住宅展示場では、同じ時間帯に他の訪問者もいる可能性があります。他のお客様との距離を保ちながら、静かに見学を進めましょう。
気持ちよく見学して、モデルハウスを楽しみましょう
- 悪口を言う
モデルハウスは、管理や防犯のために、カメラが設置されており、録音されている場合があります。
営業マンがいないところでも、夫婦の会話を聞かれているかもしれません。
【アンケート断り方】モデルハウスを見るだけできる?
「アンケートは、見学の皆様にお願いしています」
基本は、受付でアンケートを記入しないと、モデルハウスの見学はできません。
受付で、氏名・住所・予算・建築時期を記入します。
ハウスメーカー側も、数千万円のモデルハウスを、名前を隠す人には見せたくないでしょうね。
やっぱり、住宅展示場は見学だけできませんか?
モデルハウスのアンケートを書いても営業されない人
ハウスメーカーは、建築してくれそうな顧客を探しています。
建築できない【見込みの薄い人】になれば、営業はされない or 営業が軽くなります。
例)見込みの薄い人
- 年収(高額な人は営業されやすい)
- 勤続年数の短い人(2年より短い)
- 無職の人
- 建築計画が、ずっと将来の人
【もしも】しつこい営業が来たときの対策
モデルハウスの見学に行ってから、電話や訪問がガンガン来る。
ちょっと見に行っただけなのに、「また来てほしい」「プランの設計します」「展示会やってます」など猛アピールがあります。
景品をもらってるから、断りにくいなぁ
ハウスメーカーは「物を貰うと、断りにくくなる」心理を知っています。
私は、二世帯住宅計画ですので、「親に二世帯住宅を反対されました」の返事で断りました。
- 資金面 頭金が準備できない。
- 家族の反対 家族が反対している。
- 建築時期 建築の計画は延期しました。
- 体調面 体調が良くないので延期しました。
➡ハウスメーカーは、どんどん営業を仕掛けてきます。
次の、【見学会の案内】【建築プラン設計】などを提案して計画を進めます。
最初は、軽い気持ちでスタートした注文住宅の話しが、気が付いたら「間取り」「資金計画」「スケジュール」が決まっていきます。
強い気持ちを持ってください。
キャンペーンに流されないように。
納得いくまで検討して、あなたのペースで進めましょう。
これから二世帯住宅を建築する人に向けて、最初から開設した記事を書きました。
「介護」「プライバシー」「間取り」気になる事を解説記事はコチラ
まとめ:住宅展示場のモデルハウス見るポイント
- 住宅展示場は、ハウスメーカーの性能が比較できる
- モデルハウスで体感して、あなたの理想が具体的になる
- 部屋の広さや高さを感じる
- モデルハウスは、オプション品がたくさんを設置している
- 見学には、基本的にアンケートが必要
- マイホーム建築の計画は、あなたのペースで進める
住宅。住宅展示場では複数のモデルハウスが展示されており、異なる間取りやデザイン、価格帯を比較検討でることができます。
住宅展示場の見学は、自分の将来を考えた上での重要なステップです。
住宅展示場のメリットを活かし、自分や家族にとって最適な住宅を見つけるために、展示場を訪れることをおすすめします。
【失敗しない】ハウスメーカーパンフレットの集め方
まずは、各メーカーの資料をみて、気になるハウスメーカーをチェック
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- 無料で全国100社以上のハウスメーカーをご紹介
- こだわり条件入力で検索できる
- 一括カタログ請求できる
- 入力かんたんフォーム
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- 希望のエリア、生年月日、土地の有無、建築予算、こだわりを入力
- ご希望のハウスメーカーや工務店を選ぶ
「相談・見学」と「カタログ請求」からお選びいただけます - 必須項目にお客様の基本情報をご入力
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
このブログでは、二世帯住宅を建築する方に向けた情報発信を行っています。
また、理学療法士の視点から、親の介護の負担を軽減する方法を紹介しています。
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